JTB、ブラジルで合弁会社を設立

JTBが南米での旅行事業を本格化するというニュースです。

10月末をめどにサンパウロ市にブラジルの大手旅行会社と合弁会社を設立、資本金は約4800万レアル（約20億円）でJTBの米国法人であるJTBアメリカスが47％、ブラジル国内の旅行大手アラトゥール側が53％を出資する。
新会社は14年に約713億円、18年には1092億円の売上高を見込み、JTBグループの海外法人としては、売上高で現在首位のJTBアメリカス（約550億円）を抜き、最大規模になる見通し。

アラトゥールは法人向けの旅行事業に強く、合弁会社はまず11月から現地企業や日系企業の現地法人向けの出張手配に加え、国際会議や社員旅行の受注活動に乗り出し、同国発着の個人向け旅行商品の販売も拡大する。
今後も収入の増加が見込めるブラジルの中間層の旅行需要のほか、2016年の夏季五輪などをにらみ同国への旅行客も取り込む狙い。

ブラジルでは14年にサッカーワールドカップと16年にリオデジャネイロでの五輪などの大型イベントが相次ぎ、日本のほかJTBが拠点をもつ世界各国からブラジル行きの旅行の販売にも力を入れる。

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