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化粧品各社、アジア展開加速へ

化粧品国内3位のポーラ・オルビスホールディングスや化粧品各社がアジア展開を加速するというニュースです。

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ポーラ・オルビスホールディングスがタイ流通最大手セントラル・グループと連携し、同国で数店しかない基幹ブランドの直営店を5年後に20店以上に増やすなど、アジアの化粧品市場では欧米各社が優勢だが、国内首位の資生堂など日本勢も一定の顧客を持っており、国内4位のコーセーも低価格商品を出し、インドネシアなどの中間層の需要を掘り起こすということです。
英調査会社ユーロモニターインターナショナルによるとタイ、インドネシア、シンガポールなどASEAN主要6カ国の2011年の化粧品市場は約52億ドル(約4600億円)で、06年比で7割近く増え、インドネシアとベトナムは2倍以上伸びている。
これを受け、ポーラ・オルビスHDは自然由来成分の化粧品を扱う「スリー」を海外で初めて多店化し、1号店はバンコクにあるセントラルの百貨店に出し、5年後にタイで20店に増やす。
スリーの店は来年以降、シンガポールやマレーシアなどにも開く方針。
通販ブランド「オルビス」もシンガポールで年内に発売、現地法人を設立し直営店を出店し、認知度を高め、物流などを整備し通販を始める。
ポーラ・オルビスホールディングスの11年12月期売上高は1666億円だが、海外売上高比率は約3%、20年には海外販売額を500億円以上に増やし、売上高構成比を20%に高める。

コーセーはインドネシアやミャンマー、ベトナムなどの中間層向けに1千円以下の専用ブランドを開発し近く販売。
現地の外部工場への生産委託などを検討し、同社ではアジア13カ国・地域に進出し3千~5千円程度の「雪肌精」などを百貨店などで販売しているが、中間層を十分取り込めていないのが現状で、12年3月期の海外売上高比率は約13%だが、早期に3割にする。

資生堂は10カ国に進出している東南アジアの売上高が約400億円とみられ、中間層向けの「Za」などを強化、また、国内2位のカネボウ化粧品も親会社の花王と連携し東南アジアに共有の研究開発拠点を設ける計画。

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