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東芝、トルコ医療機器販売会社買収

東芝が医療機器子会社である東芝メディカルシステムズを通じ、トルコの医療機器販売会社TMSTを買収するというニュースです。

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買収額は十数億円とみられ、同社を現地法人とし、3月からコンピューター断層撮影装置などを販売する。
経済成長や人口増加で市場が拡大する新興国で医療機器事業を強化する方針で、中東での拡販を図るということです。
東芝が医療機器事業で中東に現地法人を置くのは初めてのことで、TMSTの売上高は約30億円、トルコで東芝製医療機器の販売代理店として販売や保守を手がけていた。
東芝はTMSTの株式の7割を取得し、販売網やサービス体制を強化し、将来はイラクなど近隣国での保守にも活用したい考え。
約7500万人の人口を抱えるトルコは新興国として注目を集めているが、GDPに占める医療支出比率は先進国に比べて低く、市場拡大余地が大きく、英調査会社エスピコムによると、トルコの12年の医療機器市場は日本の約10分の1の21億ドル(約1900億円)で、16年には28億ドルになると推計されている。
東芝はトルコでの画像診断機器のシェアを現在の約10%から5年後に20%に引き上げたい考えで、東芝は近くブラジルに建設した工場でCTなどの生産を始め、中国でも生産を拡大するなど新興国戦略を強化している。
医療機器では日立子会社も昨年、エジプトに販売会社を設立するなど新興国での事業を広げているということです。

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