2013年01月07日09:31 【トピックス】
三菱東京UFJ銀行、マニラ支店の資本金40億に増資
三菱東京UFJ銀行が、マニラ支店の資本金をこれまでの3倍近い40億円に増資したというニュースです。
マニラ支店の増資は約15年ぶりのことで、日本からの進出企業が増えており、資金需要に対応し、フィリピンを重要な市場として、今後3年で融資総額を現在の2倍の2000億円に増やすということです。
フィリピンでは1社当たりの融資額が支店の自己資本の1.25倍までとする規制があり、今回の増資で、最大50億円程度の融資が可能になる。
フィリピンは2010年のアキノ政権誕生以来政情が安定し、日本企業の進出が増えており、また、中国で人件費が高騰しているほか、対日感情が悪化していることもあり、安価な労働力が豊富なフィリピンが見直されている。
同支店の新規取引先は11年に約30件だったが、12年は50件を超えている。
フィリピンの12年7~9月の国内総生産の伸びはASEAN地域で最も高く、三菱東京UFJ銀行は比政府などによる大型のインフラ整備事業への大規模な融資も視野に入れているということです。
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