ジャックス、販売金融をインドネシアで展開へ
信販大手のジャックスが、消費財の購入資金を融資する販売金融をインドネシアで展開するというニュースです。
バイクローンを手がけるササナ・アルサ・ファイナンス(ジャカルタ)の株式40%を取得し、役員を派遣、出資額は約15億円。
2010年のベトナム進出に続き、高成長が続くアジアの消費市場での展開を加速するということです。
インドネシアは新車のバイク販売が年800万台超と日本の20倍で、購入者の7割程度はローンを利用するとされており、日本より厚い利ざやを確保できる。
ササナ・アルサ・ファイナンスは東ジャワ州でホンダのバイク卸売りを独占的に手がける企業グループに属しており、成長の余地が大きいとみている。
ジャックスは日本でバイクローン取扱高が首位、ベトナムでも現地法人をつくり事業展開しており、これまでに蓄積した商品性などのノウハウをいかし、日系企業と組んで農機や家電などの分野の販売金融も検討し、将来的にはササナ・アルサ・ファイナンスの子会社化も視野に入れる。
インドネシアは東南アジア諸国連合で最大の国土と人口を抱え、実質国内総生産6%台の高い成長が続いていることから、消費市場の拡大に伴い、みずほ銀行や丸紅など進出が相次いでいる。
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