王子ホールディングス、タイ　ボックスアジアグループインターナショナルを買収

王子ホールディングスが２日、タイの紙箱や段ボール箱の中堅メーカー、ボックスアジアグループインターナショナルを買収したと発表したというニュースです。
ボックスアジアグループインターナショナルの株式100％をオーナーから買い取り、買収金額は10億円未満とみられる。
王子ホールディングスは日本市場の長期縮小をにらみ、成長するアジアの需要取り込みを急ぐということです。
ボックスアジアグループインターナショナルの買収で、王子ホールディングスがタイに展開する板紙分野のグループは３社目になる。
同社の2011年12月期の売上高は７億円だが、海外企業のタイ進出を含めた経済活動の活発化で、商品の荷動きも拡大し、ビジネスが伸びると期待している。
また、同日、すでに23.33％を出資しているタイのエスパック＆プリントについても、株式27％を約８億円で追加取得し子会社化したと発表した。
売上高は11年12月期で28億円。

王子ホールディングスはマレーシアでも企業買収や提携を広げており、板紙事業は、チラシ向け用紙が減るといった電子メディア普及の影響は受けにくいうえ、買収金額も小さく、今後も同事業を中心に拡大する方針ということです。

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