東レ、ブラジルで自動車部品向け樹脂事業など事業拡大

東レがブラジルで自動車部品向け樹脂などの事業拡大に乗り出すというニュースです。
11月に営業拠点の人員を倍増するほか、国営石油会社ペトロブラスから割安な原料の調達を想定し樹脂の現地生産も検討、ブラジルでの売上高は現在60億円だが、2018年３月期に200億円を目指すということです。
東レグループが100％出資する現地法人「トーレ・ド・ブラジル」（サンパウロ市）を11月１日に設立、既存の現法を改組して社員を12人に増やす。
自動車のエアバッグなどに使われる繊維のほか、内装材用のＡＢＳ樹脂の販売拡大を狙い、当面は東南アジアで生産しブラジルに輸出する。
将来は現地に樹脂生産会社を設ける方針で、原料取引のためペトロブラスなどと情報交換を始めた。
鉄より軽くて強度の高い炭素繊維では航空機メーカー、エンブラエルの受注を狙う。
東レは21年３月期に３兆円の売上高を目指しており、このうちアジアなど「成長国・地域」で５割を確保する計画で、最近はインドやトルコで営業拠点の拡充を進めているということです。

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