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近鉄エクスプレス、南米に再進出へ法人設立

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近鉄エクスプレスが南米に再進出するというニュースです。
来年1月にメキシコ、4月にブラジルに現地法人を設立し、陸送から航空、海上まで一貫した物流サービスを展開する。
1990年代に13法人を設立した南米では2001年以降に通貨危機や主要顧客の撤退を受けて順次閉鎖したが、近年は日系メーカーや小売業者の進出が相次いでいることから需要が急増、再び物流網を築き、年間100億円近い増収効果を見込むということです。
メキシコ市とブラジル・サンパウロにそれぞれ約8000万円の資本金で100%出資の法人を設立、輸出入業務のほか、倉庫での保管業務まで幅広い物流サービスを企業に提供する。
メキシコには自動車産業の集積地であるアグアスカリエンテス、ハイテク産業の工場が多いグアダラハラなどに事務所を開き、5拠点を設け、完成車や電気製品の輸出拠点として、アジアからの部品物流が増えるとみている。
ブラジルではマナウスやクリチバにも事務所を設け、3拠点体制とし、ブラジルは南米の一大消費市場として、日系メーカーや小売業の進出が急増。トラックによる国内の陸送需要もあるため、現地の物流大手との提携も模索している。

近鉄エクスプレスは1990年代にコロンビアやペルーなどに物流網を広げが、治安の悪化などを受けて顧客企業が撤退したほか、南米向けの物流需要はあっても南米発の需要は乏しく事業基盤は不安定だった。

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