王子ホールディングス、ミャンマー進出へ
製紙国内最大手、王子ホールディングスがミャンマーに進出するというニュースです。
経済成長による需要増が期待できることから、投資額は約20億円でヤンゴンに段ボール箱の工場を建設し、2014年夏をめどに稼働するということです。
近く100%出資の事業会社を設立し、ヤンゴン郊外のミンガラドン工業団地に工場を建設する。
中間材料の段ボールシートと、これを折り曲げてつくる箱の加工設備を設置し、月産能力は約300万平方メートル。
原料となる段ボール原紙は近隣国のメーカーなどから調達するが、将来は現地での自社生産も検討、市場調査のため同市内で今夏までに駐在員事務所を設ける。
工場稼働の当初は衣料や雑貨、靴といった輸出品の梱包向けに販売する考えで、現地の需要はまだ小さいが、将来は日系を含めて家電や自動車の部品工場ができて、市場が拡大するとみている。
王子はここ数年、成長が見込まれるマレーシアやカンボジアで、段ボール分野を中心に買収や工場建設を進めてきた。インドを含めた東南アジア諸国の段ボールなどパッケージング事業の売上高の目標を、15年度に12年度見通し比4倍の1600億円と掲げており、ミャンマー進出もその一環だということです。
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