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セブンーイレブン・ジャパン、海外の新市場開拓へ

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セブン―イレブン・ジャパンが海外の新市場開拓を加速するというニュースです。
米国子会社に任せてきた体制を改めて、候補地選定からジャパン社が関わり、日本で培った商品の開発・製造や配送などのノウハウも提供、2013年の進出を目指し、ブラジルなどで市場調査を始めた。
進出済みの地域もセブン–イレブン・ジャパンが主導、最大4倍もの店舗の売り上げ格差を是正し収益力のばらつきを解消するということです。

セブン―イレブン・ジャパンと子会社の米セブンイレブン(テキサス州)の海外事業担当者で構成するチームを立ち上げ、新たな進出先の選定を始めたということで、ブラジル、ベトナム、ミャンマーの3カ国を候補とし、消費者の購買力などの市場調査や現地のパートナー候補企業との交渉を進めている。
早ければ13年中にも、3カ国のいずれかへの進出を決め、ブラジルなら、日本のコンビニで初めての南米出店となる。
セブンイレブンは日本を含む16カ国・地域に4万7千店強を展開し、11年度の全店売上高は6兆円超で、12年度末には全世界で5万店を突破する見通し。
ただ、物価調整後の1店1日あたり売上高が日本の4分の1以下という地域もあり、海外では地域ごとの収益力のばらつきの解消が課題となっている。
セブン―イレブン・ジャパンは工場から物流まで踏み込んだサプライチェーンを柱とする独自のビジネスモデルを構築し、弁当などは約80社の取引先と共同開発し、全国で品質をそろえる一方、地域の好みに合わせて味付けを変える。
さらに冷凍、冷蔵、20度前後など食品ごとに最適な温度帯で配送し鮮度を保持、専用の物流センターを整備し、異なるメーカーの商品を一括配送している。
16カ国・地域の物価調整後の日販は首位がセブン―イレブン・ジャパンで2位の中国・北京、3位の米ハワイもセブン―イレブン・ジャパンの子会社が手掛けている。
新市場でも今後は進出当初からセブン―イレブン・ジャパンのノウハウを持ち込み、収益力を高め、米子会社は引き続き、海外でのブランド管理や法務などを担う。
すでに進出している地域も日本流の注入でテコ入れをし、ロッテグループが運営する韓国では今年、日本流のモデル店を開設し、弁当などの商品開発も始め、大手財閥チャロン・ポカパングループが運営するタイでも近く同様の支援に乗り出す。

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