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コナカ、ミャンマーでスーツ増産 年1.5倍に 出店も検討

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日経朝刊より紳士服チェーンのコナカはミャンマーでスーツを増産するというニュースです。
年内にも生産を委託する協力工場を4カ所から5カ所に増やし、年間生産量を現在の1.5倍の15万着に引き上げる。
途上国支援の特恵関税が適用されるミャンマーからの輸入品は関税がゼロになる。
コナカは低コストの製品調達を進めるほか、今後の市場拡大をにらんでミャンマーでの紳士服店の出店も検討するということです。

ヤンゴン郊外に生産委託先が工場を新設し、コナカは建設費用などを負担せず、工場の生産管理などの指導を担う。

ミャンマーの人件費の水準は中国の5分の1と低い一方で、日本への完成品の輸出には海上輸送で数か月かかるため、現地では流行に左右されないデザインのシャツやスーツを生産するとのこと。
スーツでは高級生地を使った製品を低賃金のミャンマーで生産することで収益の底上げにつなげる。

コナカは2月にミャンマーの隣国のタイに進出し、紳士服店の1号店をバンコク市内に開いておりタイでは3年で10店まで増やす計画。
タイとミャンマーを合わせると、人口は1億人を超え、「今後の経済成長に伴い、ビジネス用スーツの需要は拡大する」(湖中謙介社長)と予想。
タイでの店舗展開で認知度を高めながら、将来はミャンマーでの出店も検討する。

 中国の人件費高騰が続くなか、衣料品専門店は生産拠点を賃金水準が低いミャンマーなどにシフトする動きを加速している。
紳士服では最大手の青山商事がベトナムやカンボジアなどにスーツの生産拠点を拡大。
ミャンマーからも年間約30万着を日本に輸入している。コナカも2004年からミャンマーなどでの生産委託を進めている。

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