タカラベルモント、ベトナムに歯科用イス製造工場建設

理美容機器最大手のタカラベルモントが今秋、ベトナムに歯科用の治療イスを製造する初の本格的な海外工場を建設するというニュースです。

先進国向けが中心だった従来品を一新し、コストを抑えた低価格の新興国モデルを生産、新興国需要を開拓し世界シェア拡大を目指す拠点と位置づけるということです。
ベトナム工場は、同国ドンナイ省で双日や大和ハウス工業などが整備を進めているロンドウック工業団地に建設、敷地面積は約１万平方メートルで同社の海外工場では最大級となる。
投資額は約7億円で今年10月に稼働、年産2千台で生産を始め将来的には5千～7千まで引き上げる計画で、これにより、同社の世界生産能力は１万台強と現在の2倍に増やす。
同社は英国や米国など５カ所の海外製造拠点を展開しているが、これまでは日本から主要部品を輸出し、現地で組み立てていた。
これまで先進国モデルの上位機種を中心に製造・販売してきたが、近年は歯科用治療イスなどのデンタル関連機器で新興国需要が増大しており、今回は、海外工場で初めて部品から一貫生産しコスト削減を図り、製品価格は先進国モデルの半分程度に抑える。

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