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住友商事、ベトナムで製粉事業に参入

住友商事が韓国食品大手と合弁で小麦粉工場を新設し、ベトナムで製粉事業に参入するというニュースです。

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世界4位のベトナムの即席麺向け市場を開拓、アジアを中心とする需要地で食料ビジネスを拡大し安定収益源を確保、資源価格の変動に影響されにくい利益構造を目指すということです。
住商が49%、韓国食品最大手シージェイ・チェイル・ジェダンが51%を出資し、CJ・SCグローバルミリング(バリアブンタウ省)をこのほど設立。
約4400万ドル(約43億円)を投じ、ホーチミンから南東40キロメートルのミースアンに敷地面積4万平方メートルの工場を新設する。
工場の年産能力は16万トンとベトナムの国内消費量の約15%に相当する規模で、2013年末をメドに着工し15年3月の稼働を目指す。
住友商事が年400万トンの集荷能力を持つオーストラリアなどから小麦を調達、シージェイ・チェイル・ジェダンが生産管理のノウハウを持ち込み、製麺や製パン、エビフライなどの揚げ物向けに小麦をひいて粉にし、小麦粉にでんぷんや乳原料を混ぜたミックス粉も生産する。

ベトナムの小麦粉消費量は20年に年164万トンと、12年からの8年間で5割増える見通しで、特に近年は中間層の食生活の変化でパンの需要が増え、18年にはパン用の消費量が即席麺を上回るとみられている。住友商事はパンの特質に合わせた製パン用小麦粉の品ぞろえを増やし、成長市場を開拓する。
ベトナムと同様に、即席麺やパンに使う小麦粉の潜在需要が高いカンボジア、ミャンマー、ラオスといった周辺国への輸出も検討し、20年に95億円の売り上げを目指すということです。

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