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DIC、東洋インキ、 インキ大手アジアで事業拡大

インキ大手が相次いで、アジアで菓子や飲料など食品包装用のインキ事業を拡充するというニュースです。

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世界最大手のDICは来年2月に中国で増産し、同国で2割のシェアを狙い、世界3位の東洋インキSCホールディングスもベトナムとインドで新工場を建設する等、電子書籍の普及などで書籍・出版物の印刷用インキ需要が伸び悩んでおり、新興国を中心に成長が見込める食品包装用市場の取り込みを急ぐということです。
DICは中国江蘇省の印刷用インキ製造工場に食品包装向けの生産ラインを新設し、来年2月に稼働させ、生産能力は年約1万5千トンで、中国の合計能力を6割増やす。
2020年までに約4万5千トンまで増やす計画で、投資額は約14億円。
中国では同インキの市場規模が年20万トン程度とみられ、増産で現在約1割のシェアを倍増させる。
DICのインキ事業の売上高は年4千億円規模で、印刷用と食品包装用がほぼ半分ずつを占める。
同社の包装用インキは鮮やかな色を出せる「発色性」などに優れており、新興国での生産拡大でコスト競争力も高める。
東洋インキは来年2月、ベトナム・ホーチミンに食品包装用インキの工場を新設、インドでもこのほど現地生産を始めており、2工場合わせた投資額は約30億~40億円とみられる。
インド西部でも新工場建設を検討中で、実現すれば世界の包装用工場は13カ所になる予定で、現地の食品メーカーなどを開拓する。

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