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ベルグアース、中国市場に進出

育苗大手のベルグアースが中国市場に進出するというニュースです。

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来年度から山東省で病気やストレスに強い接ぎ木苗を販売、それに先立ち、知名度や接ぎ木苗による栽培方法を浸透させるため、今年度中に同省の農家にトマトの接ぎ木苗8万本を無料配布する。
将来的には山東省以外でも販売する計画で、中国では連作障害などの問題が起きており、病気に強い接ぎ木苗で需要を掘り起こすということです。

接ぎ木苗は例えば実がたくさんできる苗と、病気やストレスに強い苗を掛け合わせて、両方の特長を持った苗を作る技術で、同社は国内で業界首位のシェアを持つ。
中国向けの接ぎ木苗は当面、同社が栽培を委託している山口園芸(愛媛県宇和島市)が山東省内に設けている農場から出荷し、山口園芸は広さ約4000平方メートルの農業用ハウスで野菜などを栽培しており、無料配布する苗を含めそこで栽培する。
苗はトマトのほか、キュウリやナス、スイカなどを販売していく。

中国での販売は商社の丸紅と連携し、山口園芸で栽培した苗を丸紅の現地法人を通じて、中国の農業資材販売店や直接農家に販売、無料配布では丸紅と協力して配布先を探す。
苗の栽培は当面、山口園芸に委託するが、3年以内に自社の栽培農場を中国に設ける方針で、接ぎ木をするまでの「前半育苗」の農場と、接ぎ木をした苗を畑に植えられるまで育てる「後半育苗」の農場を各1カ所設ける。
接ぎ木は高い技術力が必要で、前半育苗は自社農場1カ所で担うが、後半育苗は委託を含めて5年後には5カ所、10年後には30カ所に増やすということです。

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