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OKI、ブラジルでATM事業参入

OKIが、ブラジルの金融大手イタウグループからATM機器事業を買収するというニュースです。

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イタウグループが同事業を分社化し設立する新会社の株式の7割を約50億円で取得、ブラジルは今後の経済成長で、ATMの需要増が見込めることからOKIは今回の買収で中南米に足がかりを築き、主力のATM事業で海外展開を加速するということです。
イタウグループで精密機械の製造・販売を手掛けるイタウテック(サンパウロ市)がATM機器製造と保守事業を分社化、新会社「OKI do Brasil(仮称)」を設立する。
イタウテックは同国2位のATMメーカーで、同市場で約30%のシェアを持っており、OKIは12月末をめどに同社の株式を7割取得する。
イタウグループは傘下に中南米最大の民間銀行「イタウ・ウニバンコ」を抱えるブラジル第2位の複合企業グループで、OKIはイタウという優良顧客を獲得するほか、中南米の他の金融機関にATMを売り込むための足場を確保できる。
イタウテック製のATMは入金または出金の片方の機能しか持たない機種で、今後はOKIが持つ利用者が入金した紙幣をそのまま出金用に使える「還流型」のATMが普及する見通し。
現在ブラジルのATMの設置台数は約15万台だが、2015年に約20万台になることが予想され、これは日本のATMの設置台数18万台にほぼ匹敵する規模だということです。

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