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大和ハウスがHEMSをアジアで販売

大和ハウス工業が電力の使用状況などが把握できるHEMS(家庭内エネルギー管理システム)をアジアで販売するというニュースです。

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シンガポール大手不動産会社と提携し、まず2013年度に1000戸への導入を見込み、消費電力を細かく制御できる日本の規格に対応したHEMSが海外で採用されるのは初のことで、電力が不安定なアジアでは日本の省エネ技術への関心が高く、HEMSを突破口に今後の住宅事業の展開につなげるということです。
シンガポールの大手不動産会社、シティ・ディベロップメンツの子会社でマンション管理を手がけるCBMと、近くHEMS販売の代理店契約を結び、CBMは13年度から、高層マンションなどの建設が進むシンガポールで大和ハウスのシステムを販売する。
シティ・ディベロップメンツがシンガポールで分譲する高級タワーマンション「エシェロン」(16年完成予定)の152戸に対して採用が決まった。
販売するシステムは大和ハウスが開発した「D―HEMS」で、日本国内のHEMSの家電間の標準通信規格である「エコーネット・ライト」に対応し、東芝ライテック製のエネルギー計測機器や機器通信用アダプターと組み合わせて使用する。
居住者は米アップルのiPadの画面で、各部屋の電力使用状況や電力使用履歴などの情報を把握でき、また国内では利用できないエアコン、照明器具の電源操作や温度、風速の設定などを端末で一括制御できる機能も搭載する。
価格は周辺機器の設置費用を含め、日本とほぼ同じ20万~40万円程度に設定する予定で、大和ハウスは今回のシステムを中国やマレーシアなどでも販売する。
大和ハウスは国内で11年に発売し、これまでに累計約1200戸の住宅への搭載実績のあるHEMSをアジアにおける住宅販売の起爆剤とする考えだということです。

*画像と本文とは一切関係ありません。

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