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JT、エジプトの水たばこ会社、ナハラを買収

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日本たばこ産業(JT)が16日、エジプトの水たばこ会社、ナハラを買収すると発表したというニュースです。
買収金額は200億円前後とみられ、同国のたばこ市場の3割は水たばこで、中東と北アフリカ地域の需要も多いことから成長が見込めると判断。
水たばこ事業、エジプトでの事業ともにJTでは初めてで、将来は同国で紙巻きたばこも販売するということです。
水たばこは液体状の糖分などを混ぜた葉たばこを、細長いつぼ状の専用機具で熱しながら煙を吸引する。中東、北アフリカでは現在でも人気が高い。
ナハラの国内事業と海外事業を手掛ける2社の株式を保有する持ち株会社のバタタ(ルクセンブルク)から、2012年度中に全株式を取得、買収資金は手元資金と借り入れでまかない、今期業績に与える影響は軽微という。
ナハラ2社の11年12月期の税抜き売上高は88億円で、エジプトのほか中東、北アフリカの85カ国で水たばこを販売し、前期の販売量は紙巻きたばこ240億本に相当する2万4000トン。
JTはサウジアラビア、レバノン、アルジェリアなどで紙巻きたばこを販売しているが、エジプトは手つかずで、同国の紙巻きたばこ市場は伸びており、ナハラを足がかりにシェア獲得を狙う。
JTは今年8月、手巻きたばこなどを製造・販売するベルギーのグリソン社を4億7500万ユーロ(約462億円)で買収したばかりで、国内市場が縮小するなか、海外事業の強化を加速するということです。

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