インドネシア・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・中国・タイ・台湾等、海外進出に関連するニュースを毎日配信

  • 掲載記事数: 3673件
Home > トピックス > 日清食品、南米事業強化へ

日清食品、南米事業強化へ

7042087851

日清食品ホールディングスが南米事業を強化するというニュースです。
6割のシェアを握るブラジルに加え、2013年春、アルゼンチンで販売を始める。
数年内にコロンビア、ベネズエラなどほぼ全域での販売体制を整え、新工場建設も検討するということです。
ブラジル以外は即席麺があまり定着していないが、経済成長と人口増が見込めると判断、早期に南米で同社の日本での年間販売量を3割以上上回る40億食の販売を狙う。
アルゼンチン向けはブラジルで製造し、陸路で輸送、13日に味の素との共同出資会社、日清味の素アリメントス社が北東部のペルナンブコ州に同国2つ目の工場を稼働する。
ブラジルでの生産能力は1.3倍に増えるため、余裕ができるサンパウロの既存工場でアルゼンチンへの輸出分を製造する。
アルゼンチン向けには専用商品を開発し、ブラジルで販売する袋麺「ニッシンラーメン」とカップ麺「カップヌードル」などを現地の嗜好に合わせた薄味にしたり、とろみを増したスープにしたりする。
4000万人の人口の半分が集中する首都のブエノスアイレス近郊の量販店を中心に販売し、日清味の素アリメントス社は卸会社と連携して営業担当者を数倍に増やす。
並行輸入など一部を除き、同国では即席麺市場ができていないが、知名度を高めたうえで、店頭での試食を通じて「即席麺=日清食品」とのイメージを浸透させる。

工場の場所は未定だが人口が5000万人近いコロンビア、それぞれ3000万人のペルー、ベネズエラなどを軸に検討しているもようで、ブラジルの即席麺市場は11年で21億4000万食と世界10位で、同社は13億食を売っており、アルゼンチンでも過半のシェアをめざすということです。

関連記事はありません

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

メルマガ登録/解除