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イオン 仏カルフールのマレーシア事業買収へ

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イオンが小売業世界2位、仏カルフールのマレーシア事業を買収する方向で同社と最終調整に入ったというニュースです。
買収価格は200億円強の見通しで、イオンのマレーシア事業と合わせた売上高は約1200億円となり現地最大規模。
日本の小売りがアジアで大型事業買収するのは初めてということです。
国内小売業が外国市場で首位となるのは例がなく、国内市場が縮小する中、イオンは中間層が増える東南アジアでM&Aをテコに収益基盤を築きくとともに、小売業でアジアの内需を取り込む動きが加速する。

イオンはカルフールのマレーシア法人の全株式を年内にも取得する見通しで、早ければ来週に合意。
カルフールはマレーシアで「ハイパーマーケット」と呼ばれる大型スーパーを26店(2011年末時点)展開し、11年度の売上高は約400億円で、イオンはマレーシアに29店あり、11年度の売上高は約800億円。
カルフールと合わせた売上高は約1200億円となり、同国市場で最大手の「GCHリテール」と並び最大規模に躍り出る。
イオンはマレーシアのほか、中国本土や香港、タイに進出しており、11年度の売上高は中国が1152億円、東南アジアが1189億円で、中国市場は9月の反日デモの被害を受けるなど、日中関係の悪化で事業環境が不透明な面も強く東南アジアでの収益拡大を急ぐ。
14年度にはベトナムとカンボジアに進出するほか、インドネシアでも出店準備を進める計画。
カルフールは競合が激化する東南アジアで事業再編を進めており、10年にタイ事業を売却することを決定、年内にはシンガポールからも撤退する。
カルフールは00年に日本に進出したものの販売不振から05年に撤退したが、その際にイオンが8店を買収した経緯がある。

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