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ホンダ、北米で来年に新型ハイブリッド 新「アコード」投入へ

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ホンダが北米で主力の中型セダン「アコード」を5年ぶりに全面改良し、今月中旬に米国で発売するというニュースです。
燃費性能を約1割高め、2つのモーターを使う新型のハイブリッド車(HV)も2013年に投入し、年約30万台の販売台数を35万台程度に引き上げる。
北米は収益のほぼ半分を占め、11年は東日本大震災の影響で減産を強いられたが、競合他社の攻勢も強まっており、主力車種の投入で巻き返しを図るということです。

ホンダは1982年にオハイオ州で日本メーカーとして初の米国生産を始めて以来、アコードを米国での販売の主軸としており今回のモデルが9代目となる。
熱効率が高い直噴エンジンなどを採用し燃費性能を高速走行でガソリン1リットルあたり15キロメートルと前モデルより6%高めた。
外観デザインなどは旧モデルをほぼ踏襲した上で燃費性能などを高め、手堅く販売増を狙う。
13年には新型システムを搭載したHVと、家庭で充電可能なプラグインハイブリッド車(PHV)を発売、2つのモーターを使って燃費性能を高める仕組みで、狭山工場で生産する。
北米のアコードは日本では「インスパイア」の名称で販売していたが、既に狭山工場での生産を終了。
新型アコードのガソリン車は日本では発売しない見通しでPHVは米国とほぼ同時期に日本でも発売する方針だ。
アコードは11年は東日本大震災などの影響で減少したが、約160カ国で例年は60万~70万台を販売し、そのうち米国が30万台前後、中国が20万台弱を占める。
北米市場は連結営業利益の半分近くを稼ぐホンダの屋台骨で、中でも中型セダン市場は利幅が大きく、高い収益力を支えており、出遅れた新興国への展開を下支えするのも米国での収益力だということです。

かつてトヨタ自動車の「カムリ」とアコードがけん引してきた同市場は近年、韓国、米国メーカーなどとの競争が激化しており、米国での足場を固め、新興国に経営資源を投じるということです。

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