インドネシア・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・中国・タイ・台湾等、海外進出に関連するニュースを毎日配信

  • 掲載記事数: 3673件
Home > トピックス > マツダ、中国事業の再編へ 新たな合弁会社設立、研究開発拠点開設

マツダ、中国事業の再編へ 新たな合弁会社設立、研究開発拠点開設

58781973

マツダが27日、中国事業の再編を発表したというニュースです。
中国の長安汽車集団(重慶市)、米フォード・モーターとの3社合弁を解消、新たに長安汽車と折半出資の合弁会社を来年初めにも設立する。
長安汽車とは2013年に研究開発拠点も開設、独自の低燃費車などを開発し、現地ニーズを反映させた新型車などを軸に、中国販売を3年後に2倍に拡大、収益の柱に育てる。

マツダ、長安汽車、フォードは中国の国家発展改革委員会から再編計画の認可を受け、マツダ15%、長安汽車50%、フォードが35%出資する長安フォードマツダについてマツダが持ち分をフォードに売却したうえでマツダと長安汽車が折半出資の新会社を設立。
「アクセラ」や「デミオ」など小型乗用車を生産し、中国で需要が伸びているSUVの生産も来年から始める計画。
フォードがマツダへの出資比率を引き下げて経営権を手放したのに伴い、3社は10年に中国合弁事業の再編で合意、政府の認可を待っていた。
すでに長安フォードマツダの南京工場はマツダ車、重慶工場はフォード車の生産拠点となっていて、マツダと長安汽車の新会社は南京工場を継承して事業を運営する。

中国当局はマツダに対し、新合弁会社を認める条件として新会社が研究開発拠点を持つこと、独自ブランド車を製造販売すること、電気自動車など新エネルギー車を製造販売することを求めていた。
これを受け、マツダは長安汽車と共同で南京工場の敷地内に研究開発拠点を設置することを決め、総投資額は5億元(約60億円)で、面積は19万平方メートル。
研究センター、試作工場、テストセンターなどを設ける方針で、13年をめどに一部の運営を始め、16年までに完成させる。
アイドリングストップなど最先端の低燃費技術を使い、車体の大きさやデザイン面などで現地ニーズを取り入れた新型車を開発する。

11年のマツダの中国販売は21万5000台で、長安フォードマツダが7万9000台、中国第一汽車集団(吉林省)との販売合弁、一汽マツダが13万6000台。
15年にはマツダと長安汽車の新合弁会社で20万台、一汽マツダで20万台の合計40万台の販売を見込むということです。

関連記事はありません

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

メルマガ登録/解除