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参天製薬、中国で眼科薬を一貫生産へ

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参天製薬が中国で眼科薬を一貫生産するというニュースです。
これまでは半製品を日本から輸入し現地拠点では包装工程のみを手掛けていたがこのほど抗菌点眼剤の一貫生産を開始、ほかの製品も順次全工程を現地化する。
中国では眼科医療の広がりで点眼剤市場は拡大を続けているが、競争は激しく、現地生産でコスト競争力を高め、年20%程度の売り上げ成長を目指すということです。

中国・江蘇省の拠点で一貫生産し、第1弾として7月に抗菌点眼剤「タリビッド」の生産を開始した。
中国では8品目の薬を販売しており、現地当局から承認を得たうえで順次現地生産に切り替える。
必要な生産設備は既に導入を済ませており、2012年度の中国での売上高見通しは50億円。
点眼剤の生産工程は大きく調剤、充填、包装に分かれており、これまで参天製薬は包装のみを現地で手掛けていたが、眼科薬の生産は自動化されており現地化しても人件費などの削減には寄与しないが、半製品の輸入や輸送にかかるコストを削減できる。

中国の点眼剤の市場規模は11年で270億円程度だったが、経済発展に加え眼科医療の普及が進んでおり、今後の成長が見込まれている。
参天製薬は中国市場のシェアが15%とみられ、スイス大手のアルコンと首位を争っている。

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