ジェイテクト、ブラジルで電動パワーステアリングの生産へ

ジェイテクトがブラジルで電動パワーステアリングの生産に乗り出すというニュースです。
約30億円を投じてパラナ州クリチバ市に新工場を建設し、2014年から年間60万台分を生産。
ブラジルでは自動車にかかる環境規制が14年にも厳格化される見通しで、これまで主力だった油圧型に加え、より燃費に優れた電動型の生産を強化するということです。
すでにトヨタ自動車や日産自動車などの日系メーカーと商談を進めており、部品の現地調達を進める各社の方針にあわせてブラジルでの生産を決決定、新工場の建設により、ブラジルでのステアリングの生産能力は油圧型を中心とした現在の年間120万台から180万台に増える。
ハンドル操作を補助するパワーステアリングはブラジルでは油圧型が主流で、ジェイテクトも油圧型を現地生産する一方、電動型は日本から基幹部品を輸入し組み立てていた。
電動型は油圧型に比べ燃費効率が３％程度高く、ブラジルでも電動型を採用する完成車メーカーが増えている。
新工場には敷地内に製品評価の技術を持つ人員約20人を配置し、日本を介さずに顧客と直接仕様を話し合える仕組みをつくり、開発スピードを重視する欧米企業とも取引拡大を目指す。

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