帝人、中国で繊維リサイクル 合弁会社設立

帝人が９日、衣料用繊維などを手掛ける中国企業と、同国浙江省でポリエステル繊維のリサイクル合弁会社を設立すると発表したというニュースです。
合弁会社が60億円を投じ、2013年度末に再生繊維をつくる工場を建設し、14年度に100億円の売上高を目指す。
帝人は独自技術でリサイクル事業を広げ、中国の繊維関連企業とのパイプを拡大するということです。

合弁会社は「浙江佳人新材料」（同省紹興市）。
資本金は5000万ドルで９月に設立するし、建築や不動産開発も手広く展開している精工控股集団が51％、帝人が49％を出資する。
再生工場の生産能力は当初、繊維原料ベースで年２万トンとし需要を見極めながら同５万トンを追加する。
紹興市は繊維産業が盛んで合弁会社は切れ端が多く出る織物メーカーや、消費者から衣服を集められる小売店とリサイクル網を築き、再生した繊維は中国のアパレル会社に売る。

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