大陽日酸、フィリピンで工場増設へ

酸素や窒素などの産業ガスの国内最大手、大陽日酸がフィリピンで液化ガスの工場を新設するというニュースです。
投資額は約30億円、2013年末までに稼働させフィリピンでの生産能力を５割増強し、すでに現地でトップのシェアをさらに拡大するということです。
現地子会社の「インガスコ」を通じ、首都マニラの北部にある数カ所の工業団地の中から年内にも建設地を決定する。
大陽日酸はマニラの南部に２つの液化ガス工場を持ち、電子機器やタイヤなどのメーカーに大型ボンベに詰めたガスを販売、２工場合計の生産能力は１日あたり約700トン、新工場の稼働後は１日あたり約1050トンになる。
フィリピンでの売上高は現在約45億円。
これまで北部の需要には既存工場から製品を運んで対応してきたが、既存工場がほぼフル稼働となっているうえ、輸送費がかさむために製品が割高になることもあり、新しい生産拠点を設けることにしたということです。

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