インドネシア・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・中国・タイ・台湾等、海外進出に関連するニュースを毎日配信

  • 掲載記事数: 3673件
Home > トピックス > 健康食品、化粧品 中国を中心とした東アジア圏への進出が加速

健康食品、化粧品 中国を中心とした東アジア圏への進出が加速

3003645344

健康食品や化粧品メーカーは近年、中国を中心とした海外への進出を本格化させていましたが、昨年の東日本大震災、放射性物質の問題によって一変した日本製品の輸出が、昨年の11月に日本と中国で政府間の合意が得られ一部の食品に関する規制が緩和したことにより、特に健康食品業界では以前にも増して中国市場に参入する動きが加速しているように思えます。
政府発行の産地証明書があれば輸出が可能になり、健康食品も12月末に輸出を再開できたことなどから、一時は下火になっていた海外進出の流れが再び動き出しているようです。
その理由として中間・富裕層の健康志向が高く、食品や化粧品に関しては、自国のものより日本のものを好み、わざわざ日本語で表記した物を買う傾向もあるもあるようです。
依然として「メード・イン・ジャパン」の人気は根強く、企業の健康食品の出品に関する問い合わせも多いようですが、現に私が手がけている輸出関連のビジネスも食品・製菓等は日本製品を日本語表記のままでという事が多いです。
韓国では、日本では認められていない「抗酸化」「免疫力の増加」「記憶力改善」などのヘルスクレームが許可され、日本での研究成果を生かせる基盤が整えられていることや、中国も昨年に中国保健食品制度の改正に着手、ヘルスクレームも現行の27項目から18項目へと縮小される見通しであることから、高品質で信頼のある日本製品にはビジネスチャンスが広がっていると思います。

但し海外進出する場合は、輸出相手国の法令・規制の把握や輸入許可に関する手続き、製品の適合性チェック、表示許可に関する問題等、情報を得ておく必要がありますし、海外市場に参入できたとしても、販売ルートや提携先企業の確保、流通業者への販促サポートなどの販売ノウハウが必要となってきますので、如何に目的に合ったコンサルティング会社やルートと出会うかが成功の鍵を握っているかもしれません。

関連記事はありません

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

メルマガ登録/解除