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製薬大手 中国で医療用医薬品の販売を拡大へ

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製薬大手が中国で医療用医薬品の販売を拡大するというニュースです。
武田薬品工業は営業を担当する医薬情報担当者(MR)を8割増の2千人体制と日本国内と同規模にし、2017年までに6種の新薬を現地開発、エーザイも現地開発した医薬品を毎年1製品ずつ市場投入するそうです。
同国の売上高を15年度に現状の2~3倍に増やす計画で、

武田薬品工業は11年度末の段階で約1200人配置しているMRを毎年300人ずつ増やし、14年度末には11年度を約8割上回る約2100人とする計画で、国内のMR数約2000人と同規模となり、新薬開発でも17年までに骨肉腫や糖尿病、高血圧など6種類の治療薬の臨床試験(治験)を現地で進め、承認を得ることを目指す。
12年度の中国売上高見通しは約220億円から営業体制の拡充と新製品の効果で15年度には500億円を狙う。

エーザイはB型肝炎治療薬を現地販売するための許可を中国当局に申請しており、承認を得た段階で販売を始め、その後は乳がん治療薬や消化管機能の改善薬などの治験を現地で進め、毎年1製品ずつ発売することを目指す。
現在販売しいてる認知症薬など16製品から、15年度には品ぞろえを最低でも20製品に増やし、売上高は約450億円と11年度の3倍弱に高める。

第一三共は医薬品の輸入販売を手掛ける欣生源社(上海市)を買収し、他社製品を輸入販売する権利を獲得したり、アステラス製薬は頻尿などにつながる「過活動ぼうこう」の治療薬の最終治験などを中国で進行中ということで、

欧米大手が先行している中国市場で、競争力が高い医薬品を投入していく計画のようです。

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