栃木地区金属機械工業会　海外進出へプロジェクトチーム設立

栃木市内の金属部品製造会社などで組織する「栃木地区金属機械工業会」（平野正之会長）の会員企業７社が、海外展開プロジェクトチームを設立したというニュースです。
円高などを背景に、取引先の自動車や家電メーカーがアジアなどに生産拠点を構える中、中小企業が連携して海外進出を共同で調査、研究する。

プロジェクトチームに参加したのは自動車部品や金属部品、治具類などを製造する「正和」「ニッコークリエイト」「小藤製作所」「三ツ村製作所」「ＧＫＮドライブラインジャパン」「大阿久精工」「佐山工業」の７社。
県産業振興センターがアドバイザーを務め、市内金融機関や専門家も相談役などとして迎える予定。

日本貿易振興機構や県内外の商工会議所、金融機関と連携しながら、現地の労働力や必要資金などの情報を共同で収集する。
その後、各社は進出先や進出形態などを検討し、来年２月ごろには、具体的な候補地を選定した上で現地調査も予定、同７月をめどに、各社が最終的な意思決定をするということです。

行政や銀行も海外進出支援に乗り出していますが、地域に根ざした民間企業同士のコミュニティというのは情報の共有も図れてスピード感も増すかもしれませんね。