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三菱UFJフィナンシャル・グループ、タイ アユタヤ銀行を買収へ

三菱UFJフィナンシャル・グループが、タイ大手のアユタヤ銀行を買収し子会社にするというニュースです。

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経営陣を派遣して個人から法人まで幅広い分野の総合金融サービスをタイで提供、買収総額は4000億円規模になる見込み。
邦銀がアジア大手銀の直接経営に乗り出すのは初めてのことで、TOBを実施し、アユタヤ銀株を25%保有する米ゼネラル・エレクトリックなどから51%以上の買い取りをめざす。
テレビ局などを展開するオーナー財閥のラタナラック家は株保有を続け、ゼネラル・エレクトリックやオーナーらと詰めの協議に入っており、7月初めにも正式合意するということです。
アユタヤ銀の時価総額は約6000億円、株価に一定割合を上乗せして過半を出資する一般的なケースを想定すると、買収総額は4000億円程度になる。
邦銀のアジアでのM&Aでは過去最大規模で、海外全体でも2008年に決めた三菱UFJによる米モルガン・スタンレーへの出資(約9000億円)に次ぐ大型案件となる。
アユタヤ銀の総資産は約3兆4000億円、個人ローンやクレジットカードの取り扱い、中小企業取引に強く、三菱UFJは買収により拠点網や顧客基盤を一気に広げ、タイではいまでも外銀で最大の貸出残高を持つが、その規模も4.5倍に増える。
タイに支店を持つ外銀は現地銀に出資できない規制があり、三菱UFJのバンコク支店はアユタヤ銀に統合する方向。

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