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MS&ADインシュアランスグループホールディングス、タイにリスク管理拠点を新設

三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険を傘下に持つMS&ADインシュアランスグループホールディングスが、東南アジアでのリスク管理事業を拡大するというニュースです。

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タイのバンコクに専門の子会社を立ち上げ、5月に営業を始め、日系企業向けに現地の工場などの災害の発生リスクを評価するほか、危機管理計画の策定を担うということです。
東南アジアでのリスク管理拠点はシンガポールに続き2つ目で、人員も約20人と2倍に増やす。
このほどMS&AD傘下のリスク管理会社、インターリスク総研がバンコクに新会社を設立、タイに日系のリスク管理会社が進出するのは初めてのことで、ベトナム、ミャンマー、カンボジアなどメコン川流域の新興国に進出する日系企業にサービスを提供する。
工場やビルなど現地の拠点の火災の発生リスクの評価や、2011年にタイで起きたような大洪水を想定した事業継続計画(BCP)の策定業務を手掛け、現地の大学など研究機関と連携し、洪水をはじめとする災害リスクの評価の精度を高め、損害保険の保険料の算出にも生かす。
従来はシンガポールに置いた子会社が東南アジア全域のリスク管理サービスを担っていたが、全域の情報を収集しにくい難点があり、東南アジアのなかでもメコン川流域の諸国に日本企業の進出が増えていることにも対応する。
リスク管理の需要を取り込むことで、現地に進出している傘下の三井住友海上など保険契約にもつなげるということです。

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