インドネシア・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・中国・タイ・台湾等、海外進出に関連するニュースを毎日配信

  • 掲載記事数: 3673件
Home > タイ > 富士電機、タイで重電機器生産へ新工場建設

富士電機、タイで重電機器生産へ新工場建設

487330417

富士電機はタイで電源装置や大規模太陽光発電所(メガソーラー)向け電力機器など重電機器の生産を始めるというニュースです。
約50億円を投じて新工場を2013年10月に稼働させ、日系や現地資本の企業向けに販売、国内では電力会社向けビジネスの縮小が避けられないなか、アジア市場の開拓を急ぐということです。
タイのパトゥムタニ県に建設、停電時の電力供給に使う無停電電源装置(UPS)、メガソーラー向け電力変換装置(インバーター)などを生産し、タイなど東南アジア、中国に進出する食品や電子機器関連メーカーに販売する。
大型の産業用重電機器の海外生産は中国に続いて2カ国目で、新工場稼働にともない200人を採用し、14年半ばまでに生産能力を稼働時の2倍に引き上げ、国内工場の既存の重電機器の生産ラインも一部移設する。
アジアでは頻繁な停電に見舞われるなど安定的に電力供給が受けられない地域が多く、UPSや品質の高い電力を供給するインバーターなどの設置が欠かせなく、富士電機は産業用重電機器はアジアでは年率12%の成長を見込む。
タイでは現地での保守サービス体制も順次、拡充し、電源装置の海外生産比率は現在2割だが14年度に4割まで引き上げる。
産業用機器の海外展開を加速し、14年度の海外売上高は現在の5割増の2800億円に引き上げる。
富士電機はこれまで国内の電力会社向けの重電機器を主力としてきたが、燃料費が増えている国内電力大手は設備投資を減らす方向にある。

関連記事はありません

この記事をソーシャルブックマークやミニブログへ登録・共有する

メルマガ登録/解除