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インドネシアで日本アニメの大型フェスティバル開催 シンガポールのAFAが海外展開

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2008年にシンガポールでスタート、その後、大きな成功を収めた日本のポップカルチャーイベントのアニメ・フェスティバル・アジア(Anime Festival Asia:AFA)が、東南アジアに拡大中というニュースです。

2012年6月9日、10日に、シンガポール以外では初となるアニメフェスティバル・アジア・マレーシア(Anime Festival Asia Malaysia)がクアランプールで開催され、さらに9月1日、2日にはインドネシアでもアニメフェスティバル・アジア・インドネシア2012(Anime Festival Asia Indonesia 2012)が行われる。
インドネシアの日本カルチャーファンに、アニメやマンガの魅力をダイレクトに届ける。
「AFA ID 2012」の愛称をつけられたこのイベントは、シンガポールと同様、日本のアニメやマンガ、J-POP、コスプレなどにフォーカス、会場はインドネシアを代表する国際展示場Jakarta International ExpoのPRJ Hall Aを利用、9月1日、2日の2日間、日本のポップカルチャーで会場を埋め尽くす。

期間中会場では、関連商品の物販を行うほか、水木一郎さん、KOTOKOさん、LiSAさんが出演する「I love anisong」と題したライブコンサート、コスプレ大会を実施、さらにメイドカフェや執事喫茶なども設ける。
また、最新のアニメ作品として『エウレカセブンAO』にフィーチャーする。日本のアニメ、マンガイベントではインドネシア最大規模となる見込みだ。
イベントの運営は、インドネシアのコミック出版社Skylar Comicsとシンガポール電通、シンガポールのSOZOが行い、マレーシアに続き、シンガポールでAFAを運営する電通とSOZOが現地の企業を巻き込んでイベントをフォーマット化、フランチャイズする。
また、日本のブシロードがスポンサーとなるほか、アニマックスがメディアパートナーとなり、日本アニメに関わりの深い企業がイベントを支える。

日本のアニメやマンガに関するイベントは、過去十数年間、海外で急増しているがこれまではファン主催のファンイベントが多かった。
しかし近年は、日本カルチャーのプロモーションや物販の場として、ビジネス面での活用が注目されている。
いち早く企業化し、フランスで成功を収めたジャパンエキスポは、フランスで3つのイベントを開催、さら2011年にはベルギーに進出。
さらに2013年には米国・カリフォルニアでもイベント開催することを明らかにしている。
運営方法やプログラムをフォーマット化し、どの地域でも同じクオリティを提供出来るのが強みだ。
AFAのアジア展開も、運営のノウハウとプログラム、さらに企業とのつながりを活かすことで、短期間で大型イベントを立ち上げ、企業によるフランチャイズ化という新たな動きが、世界で成長するアニメイベントにどんな影響を与えるのかが注目される。

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