丸紅がインドネシアで二輪車向けローン事業開始
丸紅がインドネシアで二輪車の販売ローン事業を始めるというニュースです。
今月中に現地大手の株式30%を取得し、2015年に年40万台の二輪車の取扱台数を目指す。
新興国では経済発展に伴う中間層の消費拡大で自動車や二輪車の需要が長期的に伸びる見通しだが、ローンやリースなど金融ノウハウを生かし、成長市場を開拓するということです。
インドネシアの二輪車ファイナンス大手のPTメガセントラルファイナンス(ジャカルタ)の株式を7月末までに親会社であるCTグループの創業者から取得、取得総額は約20億円。PTメガセントラルファイナンスに常勤の取締役を派遣し経営に関わる模様。
メガセントラルファイナンスは主にホンダの二輪車の販売ローン事業を手掛け、インドネシアに約140カ所の拠点を持ち、市場シェアは約5%。競合他社に比べスマトラ島など周辺諸島に拠点が多く、地方でのシェアが高い。
丸紅の資金力などを活用しながら、15年までに店舗を現状の約3割増の180店舗まで増やし、営業人員も約6000人に倍増、15年に年40万台の二輪車の取扱台数を目指す。
丸紅はヤマハの二輪車を中心に扱うCTグループ傘下企業とも提携する計画で、インドネシアの二輪車ローン事業は三井物産と住友商事がそれぞれ現地企業と組みシェア約2割ずつと先行しているが、丸紅は地方都市を中心に顧客層を掘り起こす。
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