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TOTO ウォシュレット新製品、海外販売迄の期間を短縮へ

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TOTOが温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」の新製品を世界でほぼ同時に発売する体制をつくるというニュースです。
基幹部品を世界共通にすることで、日本で発売後に海外で販売するまでの期間を現行の「2~4年後」から「半年~1年後」に短縮、新興国の所得水準の向上で、温水洗浄便座は世界に広まりつつあり、海外での製品投入を早めて競合他社に対抗するということです。

洗浄に使う温水の加熱器や温風装置、脱臭装置などウォシュレットを構成する基幹ユニットを共通化、従来は販売先の国ごとに異なる電圧や水道の規格に対応するため国別にユニットを設計していたが、各国の規格を綿密に調査し、一部を交換するだけで使えるようにした。
まず今年2月に日本で発売した新型ウォシュレットを今年度中に中国や米国に投入、今後は製品を開発後、半年~1年後に海外でも発売できるようにする。

世界共通ユニットの導入を機に、茨城、岐阜、中国、マレーシアの工場間で部品や製品を相互に供給する体制も構築し、為替や需要変動に応じて輸出・輸入量を柔軟に増減してコストを抑える。
温水洗浄便座は米国が発祥だが、TOTOやLIXILなど日本企業が技術力で先行しており、米トイレ最大手のコーラー社が韓国の温水洗浄便座大手ノビタを買収するなど競争環境が激化する中、TOTOは富裕層の住宅やホテルなどに拡販してシェア拡大を急ぐ。

*画像と本文とは一切関係ありません。

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