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三井物産、ミャンマーでコメ事業 世界需要にらむ

三井物産がミャンマーでコメ事業に参入するというニュースです。

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現地の農業関連大手と提携し、ヤンゴンなど3カ所に大型精米工場を新設し、営農指導も手がけて品質を向上させ同国産米の輸出競争力を高める。
コメの世界貿易量は主要穀物の小麦やトウモロコシを上回るペースで伸びており、三井物産による輸出支援は新興・途上国の食料の安定確保にも繋がる。
コメはアジアやアフリカの人口増加や生活水準向上で貿易量が急増し、小麦などと異なり従来は主に産地周辺で消費されてきたが、国際商品化が進み、世界の穀物市場で存在感が急速に高まっている。
コメ輸出量の大幅な拡大を計画するミャンマーを足場に、三井物産は営農指導から加工・販売まで一貫して手がけ、コメの貿易取扱量で主導的な地位を狙うということです。
三井物産はミャンマー米の集荷・加工・販売を担う国策民営会社MAPCO(ヤンゴン市)とコメ事業で幅広く提携する。
まず共同で精米・加工の大型工場をヤンゴン地区など3カ所に建設、総事業費は150億円規模で、年間で合計30万トンの精米・加工が可能となり、4月に着工し2014年末の稼働をめざす。
戦前に世界最大のコメ輸出国だったミャンマーは11年の民政移管を機にコメの民間輸出を本格的に再開しており、現在約70万トンと世界9位の輸出量を5年後に500万トンまで増やす計画。
これを受けMAPCOは5年以内に大型工場を全国15カ所に新設する方針で、今回の3カ所が第1弾となる。
三井物産はさらに複数の工場建設・運営に参画したい考えで、コメの営農指導にも携わり、肥料導入や種子管理など生産ノウハウを移転し、品質と生産性を高めるということです。

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