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タイ企業、ミャンマーへの進出加速 

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民主化・経済改革が進むミャンマーへ、隣国であるタイの企業が進出を加速しているというニュースです。
製造業やエネルギーなど投資実績のある大手企業にとどまらず、メディアや外食チェーン、病院など業種の広がりが目立っている中、このところ相次いでいるのはメディアの提携。
ミャンマー政府が旧軍事政権下で行ってきた言論統制を緩和し、新たな媒体などの需要が高まるという期待が追い風になっているようです。

タイの民間放送局「チャンネル3」を運営するBECワールドは、ミャンマーのメディア企業、フォーエバー・グループと合弁会社を設立し、ドラマなどを制作、フォーエバー・グループが運営する放送局向けに供給する。
英字紙を発行するネーション・マルチメディア・グループもミャンマー最大の民間新聞社と提携し、インターネット上の英語ニュースサイトを開設した。

消費市場を狙う進出も広がっていて、タイで日本食レストランをチェーン展開するフジ・グループは、最大都市ヤンゴンにミャンマー1号店を開業、首都ネピドーや中部のマンダレーへの出店も計画しており、アイスクリーム店を展開するマイナー・フード・グループは来年の出店を目指す。
輸入車販売のTSLオート・コーポレーションはヤンゴンで自動車の修理・部品交換を手掛ける新会社を年内にも設立する。
病院運営最大手バンコク・ドゥシット・メディカル・サービシーズはミャンマーの病院の買収などを検討している。
タイとミャンマーの2011年度の輸出入総額は45億ドル(約3600億円)と、ミャンマーにとってタイは最大の貿易相手国で、タイからの直接投資累計額も11年度末時点で104億ドルと中国(140億ドル、香港を除く)に次ぐ規模。

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