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伊藤忠、マレーシア肥料大手に出資 東南アで肥料事業強化

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伊藤忠商事が今月中にマレーシアの肥料大手へ25%出資するというニュースです。
同社が扱う肥料をミャンマーやベトナムなどで販売、新興国などでの食糧増産のため、肥料需要は伸びる見通しで、肥料の原料権益確保や、調達先や販売先の拡大を急ぐということです。

伊藤忠商事の肥料取扱量は日本への輸入を中心に年20万トン程度。
今後は成長が見込める新興国市場を開拓し2015年までに年約300万トンに引き上げる考え。

今月中にマレーシアの肥料大手アグロメート・ホールディングス(セランゴール州)に25%出資、出資額は50億円前後とみられる。
アグロメートは食用油の原料になるパームやコメ向けの肥料で原料輸入から加工、販売まで一貫して手掛けており、11年の肥料取扱量は10年比15%増の130万トンで、アジアでも有数の規模。
伊藤忠商事はアグロメートの扱う肥料などをミャンマーやベトナムのほかフィリピン、タイ、インドネシア、ラオス、カンボジアなどで販売し、伊藤忠が各国に持つ現地拠点が新規販売先を開拓する。
また、肥料事業の強化へ向け、南米やカナダなどにある肥料原料のカリ鉱石やリン鉱石の権益取得も目指し、原料から最終製品販売までの一貫体制を築く狙い。

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