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神戸市、ベトナムで給水事業に参画

神戸市と、水処理プラントメーカー神鋼環境ソリューションが30日、ベトナム南部のロンアン省で工業団地の給水事業に参画すると発表したというニュースです。

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両国の官民が連携して貯水池や浄水場、送水管を新たに整備し、完成後の維持管理まで一貫して手掛ける計画で、初の試みだということです。
JICA(国際協力機構)の海外投融資を活用し、現地の事業会社には神戸市、神鋼環境とも出資、同市と神鋼環境は2010年、海外の水インフラ整備事業で連携協定を締結した。
神戸市によると、日本の自治体が手掛ける海外の水処理ビジネスでは、既存水道管の漏水対策などはあったが、設備を新たに整備して管理する例はないという。
同国主要都市のホーチミンに近い同省で、2カ所の工業団地などに用水を供給し、事業全体では広さ13ヘクタールの貯水池、1日4万8千立方メートルを処理する浄水場、送水管12キロなどを設ける。
用水を供給するSPC(特別目的会社)を現地に設立し、事業費約30億円のうち3割はSPCへの出資などを充てる。
出資には神鋼環境、同市の外郭2団体、現地の給水公社などが応じ、外郭2団体は計1%(約900万円)になる見込みで、残り7割はJICAからの融資で、ベトナム産業貿易商業銀行を介して受ける。
現在、出資比率などを最終調整しており、決定後、事業開始時期などを詰めるということです。

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