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個人向け小口金融  新興国市場開拓へ

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個人の小口金融を主力とする金融会社がアジアを中心とする新興国市場を開拓しているというニュースです。
消費者金融大手のSMBCコンシューマーファイナンスは中国に5年で5カ所の現地法人をつくり、無担保ローンを拡大、信販大手のセディナはベトナムに進出するなど、経済成長に伴い中間層が拡大しているアジアで存在感を高め、旺盛な資金需要を取り込むということです。

無担保ローンの「プロミス」を展開するSMBCコンシューマーファイナンスは、中国の瀋陽と深センで事業を展開しており、6月末の貸付残高は約20億円に上り、今後は上海などの沿岸部で人口が600万~700万人の大都市で現法を5つ新設する。
1拠点で約17億円を融資し、当面は中国全体で100億円規模をめざす。
アコムも進出する可能性を模索しており、信販はオリエントコーポレーションが3年以内に自動車の割賦販売事業を始める。

インフレの沈静化などで経済が再び成長を始めたベトナムでは、セディナが年内にも地元銀行、エグジムバンクと提携し自動車ローンを始め、審査や与信管理のノウハウを提供し、営業網は現地に開拓してもらう。
公共交通機関の少ないベトナムでは、個人の移動手段は二輪車が中心だったが、所得増で自動車の需要も伸びており、ローンで自動車を買う比率は20~30%と低く、自動車ローン市場の成長余力は大きいという。
同国ではジャックスが10年から二輪車のローン事業を展開しているが、クレディセゾンも1年以内に現地法人を設立し、ハノイやホーチミンなどの主要都市で二輪車の割賦販売事業を始めるということです。

また、海外展開で先行するJCBも新興国の開拓を加速させ、9月にベトナム最大手銀行のベトコンバンクと提携し、現地でクレジットカードの発行を始めた。
13年度にはバングラデシュでも始める方針で、南米ではブラジルで2年以内、中東ではレバノンで12年度にカード発行をめざすということです。

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