JINS、中国100店舗体制へ

「JINS」を運営するジェイアイエヌが、2016年にも中国での店舗数を100店体制にするというニュースです。

この2年強で12店舗を設けたが、今年から年20店以上に出店ペースを速め、デザインの良さを保ちながら価格が手ごろな点が中間所得層の若者の支持を集めており、販売網を広げるということです。
ジェイアイエヌは今年８月までに、中国企業が運営する上海や北京の商業施設などに計10店を出店、来年以降はこれまで店舗を設けてきた沿岸部の大都市に加え内陸部の都市にも店舗を設ける。
今後は年20店以上のペースを続け、出店対象も日系企業が運営する商業施設から中国企業の施設を主力にする。
パソコン用や花粉症対策など独自の高機能商品を扱うほか、視力測定後に最短20分で商品を渡すサービスを提供する。
中国の眼鏡市場では大規模にチェーン展開している現地企業は少なく、2000円以下と2万～3万円以上の2つの価格帯に大きく分かれており、低価格品は若者、高価格品は高所得者層が主に購入してきた。
ジェイアイエヌが販売する価格帯の商品は少なかったが、所得が増えた20～30代のファッションに敏感な層がデザインを好んで購入しているという。
ジェイアイエヌは店舗増と並行し、中国でインターネット通販も始めており、中国の電子商取引最大手、アリババ集団が運営する仮想商店街「天猫」に出店、上海市近郊に設けたネット通販専用の物流センターから中国全土に配送する。

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