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学研ホールディングス、東南アジア進出へ

学研ホールディングスが東南アジアで塾や介護のサービスを始めるというニュースです。

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6月初旬にシンガポールとマレーシアに拠点を設け、日本で培った科学教育のノウハウなどを持ち込み、現地中間層の需要を掘り起こす。
現地企業への出資や買収も検討し、少子化などを背景に日本の市場が伸び悩むなか、日本流サービスでアジアの開拓を進めるということです。
学研はこれまで中国に3カ所の拠点を置き、中国国内やインドなどの学校に教材を提供、シンガポールとマレーシアに事業準備のための事務所を設け、2~3年後をめどに東南アジア全域に事業を広げる。
日本で展開している児童向けの「科学実験教室」を開設し、独自に開発した教材を使い、参加型で子供をあきさせない教育手法などを持ち込み科学への強みを前面に、子供の教育に熱心な親のニーズを掘り起こす。
幼児を対象に科学の楽しさを体感させる教室「科学あそび」も展開し、算数教室なども開き、大人向けには科学雑誌の現地版の発行を検討する。
介護では安否確認などのサービスが付いた高齢者向けの集合住宅を建設、今後、現地で進むとみられる高齢化に伴う需要の取り込みを狙うと共に、東南アジアの保養地に、日本人の高齢者向けに安全性を高めた集合住宅をつくる計画もある。
東南アジアでは年率5~6%の経済成長を追い風に、ある程度の所得水準を持つ中間層が形成されつつあり、15歳未満の人口だけでもフィリピン、インドネシア、タイを合わせた5カ国で日本の7倍の1億2000万人を超すということで、学研はこうした潜在市場を掘り起こし、数年後に海外売上高を現在の5倍の50億円に引き上げる計画だということです。

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