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日清食品ホールディングス、ケニア進出へ

日清食品ホールディングスがケニアに進出するというニュースです。

Nairobi

今年9月から即席麺の輸入販売を始め、2014年秋には現地で工場を稼働し、カップ麺も含めてケニアを拠点に東アフリカ5カ国に販売先を広げるということで、経済成長に伴って需要拡大が見込めるため競合他社に先行して市場開拓に取り組むということです。
ケニアの国立大学、ジョモケニヤッタ農工大学と共同出資で現地での事業会社を設立、資本金は約6億円で、日清食品ホールディングスが70%、ジョモケニヤッタ農工大学が30%をそれぞれ出資した。
9月に首都ナイロビに営業所を設け、インドの子会社で製造した袋麺を輸入販売、ケニアの大手量販店の8割と取引がある食品卸会社を通じて販売する。
14年秋には5億円前後を投じて大学内に工場を新設し、現地生産に切り替える。
現地の食文化に合わせ、歯応えがあり、汁がない東アフリカ専用の袋麺を店頭想定価格は35~45円と日本の半分以下で売る。
今秋の販売開始から約1年はケニアを重点開拓し、2年目以降は関税がかからない東アフリカ共同体全域で販売、当面は袋麺を販売し、軌道に乗れば単価の高いカップ麺も発売する。
東アフリカ共同体はケニアやタンザニアなどの5カ国で結成し、域内の人口は10年で1億3300万人、10年から一部品目を除いて域内の関税を撤廃し将来の通貨統合を目指している。
日清食品ホールディングスは08年からケニアの学校で即席麺を紹介し、これまでに延べ6万3000人が食べており、事業開始の下地が整ったと判断したということです。

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