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山崎製パン、中国本土に工場建設 市場開拓加速へ

製パン最大手の山崎製パンが中国本土での市場開拓を加速するというニュースです。

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本土初の工場を2014年に上海市で稼働させて、現地で販売するパンや菓子を現在の5割増の150品目にし、販路を広げるため、中国で店舗を増やしている日系のコンビニエンスストアにも初めて納入、今後10年間で中国本土の売上高を12年の3倍強の30億円に引き上げるということです。
上海市内に6000平方メートルの敷地を確保、工場の建設には6億円を投じる。
現在、中国本土向けには香港の工場から完成品を輸送したり、香港で作った冷凍生地を運んで上海の店舗で焼いたりしているが、本土向けの商品の生産はすべて新工場に移し、パンのほかにケーキや月餅、どら焼きなど菓子類の生産品目を大幅に増やす。
新工場で生産した商品は菓子パンを中心に上海地区の300店以上を展開するローソンに供給、ローソンとは物流や地元の嗜好に合わせた商品開発でも連携する。
百貨店やショッピングモールに自社で展開しているベーカリー店「ブランジェリー・ヤマザキ」も拡大し、23年までに現在の11店を40店に増やす。
12年の山崎製パンの海外売上高は213億円、うち90億円を米国が占めていて、中国本土は9億円と33億円の香港の3分の1以下にとどまっており、中国では日系のコンビニが持つ商品の温度管理や陳列のノウハウを生かし、品質の高さを現地の消費者に訴えていく。
山崎製パンは上海でのローソンとの関係を海外でのコンビニとの協業のモデルにする考えで、13年中に工場を新設するインドネシアでも提携する現地企業のアルファグループが運営するコンビニなど7000店以上の小売店に14年初めから商品を提供する。

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