大手電機メーカー、東南アジアからインターン制度で学生受け入れ
日本の電機メーカー大手がインターンシップ制度を使って東南アジアから理工系学生を日本に招く動きが相次いでいるというニュースです。
三菱電機などは夏からシンガポールの学生を受け入れ、正社員への採用も検討、現地で製品開発などを担える優秀な技術者を増やし東南アジア事業の拡大につなげる狙い。
三菱電機は今夏をめどに先端技術総合研究所(兵庫県)などで、シンガポール大学の学生を約2カ月受け入れる。
タイの複数の大学にも打診中で数人程度から始める予定で、富士ゼロックスは4月からインドとシンガポールの大学生を対象に同様の制度を導入し、日本の研究開発拠点で約1年間働いてもらい正社員として登用するか見極める。
東芝はインターンシップのほか、海外の優秀な大学生を総合職待遇で採用する「グローバル採用」に注力。
今年は前年より13人増の58人が同採用枠で入社し、インドネシアやフィリピン、シンガポールなど東南アジア出身者が5割を超えた。
販売力強化には商品の機能や価格帯などで地元のニーズをくみ取った製品開発力が不可欠で、インターンシップで有望な学生を早期に囲い込む動きが加速しているということです。
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