東芝、タイで業務用エアコンの工場を新設

東芝がタイの業務用エアコンの生産能力を2015年に現在の約3倍の年間65万台に引き上げるというニュースです。

約50億円を投じて工場を新設、日本で手掛けている海外向けエアコンの生産を一部移管し、タイを中核輸出拠点に育成する。
大型ビルの建設が続くASEANやインドなど新興国の需要を取り込むということです。
業務用エアコンは主にオフィスビルや商業棟、集合住宅で使われる空調機器で、東芝子会社の東芝キヤリアがタイ中部のパトゥムタニ県に床面積約２万2200平方メートルの新工場を建設し、月内に操業を始める予定。
東芝キヤリアは近隣の既存工場で12年度に約20万台の業務用エアコンを生産したもようで、家庭用エアコンも手掛ける既存工場が手狭になっているため、業務用は今後、新工場に集約する。
業務用エアコンはタイのほか日本と中国にも工場があり、日本は国内向け、中国は現地市場向けの生産が大半で、工場新設を機にASEANや欧州など中国を除く海外市場向け輸出はタイが担う体制にするということです。

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