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サッポロホールディングス、マレーシアに新工場

サッポロホールディングスが来春までに東南アジアでの清涼飲料の生産能力を約2倍にするというニュースです。

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サッポロホールディングスは2011年にポッカコーポレーションを買収し、今年1月にポッカと飲料事業を統合しているが、27億円を投じてマレーシアに新工場を建設し、「ポッカ」ブランドのお茶などを各国で販売、成長市場の開拓で東南アジアでのポッカの高い知名度を生かすということです。
ポッカとの統合会社であるポッカサッポロフード&ビバレッジのシンガポール子会社が工場を建設、新工場の延べ床面積は約1万2500平方メートルで、マレーシア南部のセナイの工業団地で来年4月に稼働する。
新工場は砂糖入りの茶飲料「グリーンティー」を中心に炭酸飲料やコーヒーなどのペットボトル飲料を約100品目生産、能力は年間600万ケース。
東南アジアでの自社ブランドの清涼飲料工場は、旧ポッカ時代に建設したシンガポールに次いで2カ所目になり、シンガポール工場と合わせた能力は1300万ケースと1.9倍になる。
サッポロの海外での清涼飲料の売上高は約100億円で、大半を東南アジアが占めるが、新工場の稼働で当面、150億円程度まで増やす方針だ。

マレーシアにはクアラルンプール郊外にも同国の飲料メーカーと旧ポッカの合弁工場があるが、自社ブランド品の生産ではなく、現地で清涼飲料をOEM供給してきた。
ポッカは1977年に日本の清涼飲料メーカーではいち早くシンガポールに進出しており、主力商品の甘いお茶はスーパーやコンビニエンスストアなどで販売され、同国のお茶の飲料で約5割のシェアを握っている。
統合を機にシンガポールでのポッカのブランド力をマレーシアやインドネシア、ブルネイなどの周辺諸国での販売拡大に活用し、マレーシアでは営業人員も増やし、同国での販売量を2~3倍にするということです。

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