ＳＧホールディングス、シンガポール物流会社を買収へ

佐川急便を傘下に持つＳＧホールディングスが、シンガポールの物流中堅のアメロイド・ロジスティクスを買収するというニュースです。

５月末にも約30億円で90％の株式を取得、シンガポールは世界の物流ハブとなっており、外資系企業とのつながりも深い現地企業の買収で、国際物流事業を強化するということです。
アメロイド・ロジスティクスはシンガポールで国内陸送や倉庫事業に強みを持ち、売上高は24億円で、同国西部のジュロン港近郊に合計３万平方メートル強の倉庫を３つ所有する。
欧米の大手企業とも取引があり、ＳＧホールディングスは出資を機に顧客基盤も広げられると判断。
グローバル企業が集中するシンガポールでは港湾や空港の貨物量が増え続け、同国内の貨物の荷動きは好調で、ＳＧホールディングスは３月に国際物流を統括する中核会社をシンガポールで開設したばかり。
アジアの物流ネットワーク構築や企業の国際貨物の手配などを担うが、同国内の陸送は手掛けていなかった。
最近では尖閣諸島問題を期に日系企業が中国から東南アジアに拠点を移す動きが本格化しており、アジアの物流ハブであるシンガポールで足場を固め、将来はマレーシアとの越境物流なども展開していく方針だということです。

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