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ライオン、東南アジアでの日用品事業を拡大へ

ライオンが東南アジアでの日用品事業を拡大するというニュースです。

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マレーシアで年内に同国向けの衣料用洗剤を増産するほか、フィリピンなどで6月にも世界共通ブランド「システマ」の歯磨きを発売、東南アジアの中間所得層の間では先進国メーカーの日用品に対する需要が高まっており、欧米勢を含めた競争が激しくなっている。
ライオンのグループ会社で、マレーシアで洗剤を製造・販売するサザンライオンが6月、ジョホールバル市の粉末洗剤工場の新棟を稼働させ、同工場の隣接地では液体洗剤の専用工場も年内にも稼働させる。
液体洗剤はこれまで粉末洗剤工場内にラインを設けて生産していたが、初の専用工場になり、総投資額は約10億円で生産能力は粉末、液体いずれも2倍になる。
中間層向けの洗剤は世界共通ブランドの「トップ」で販売、価格は粉末が2.5キログラムタイプで約14リンギ(440円)と、現地メーカーの普及品より4割ほど高い。
英調査会社のユーロモニターの調べでは、マレーシアでの粉末洗剤のライオンのシェアは22%で、英蘭ユニリーバの19%、米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の16%を抑えて首位、液体では16%とP&G(43%)、ユニリーバ(23%)に続いて3位。
素早く製品を供給する体制にして、粉末での首位固めと液体での追い上げを狙う。

また、6月にはフィリピンでシステマブランドの歯磨き・歯ブラシを発売し、口の周りを手入れするオーラルケア市場に参入、同ブランドの歯ブラシのみを販売していたインドネシアでは6月に歯磨きを追加する。
東南アジアでは中間層が増えていることで現地メーカー品に比べて高めの価格帯の日用品の需要が拡大しており、ライオンは東南アジアでのグループの売上高を14年に約800億円と12年から2割増やす計画だということです。

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