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伊藤忠テクノソリューションズ、東南アジアのIT企業買収

伊藤忠商事グループのIT大手伊藤忠テクノソリューションズが、米大手のコンピューター・サイエンシズからシンガポールとマレーシアにある子会社を買収するというニュースです。

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買収金額は9千万ドル(約83億7千万円)、日系企業などが事業を拡大する東南アジアに本格進出し、3年後に海外売上高を約2倍の400億円に引き上げるということです。
コンピューター・サイエンシズはITサービスで米IBMや米ヒューレット・パッカードなどに次ぐ世界5位企業で、最近は業績が低迷、海外事業の一部売却に動いている。
伊藤忠テクノソリューションズは年間売上高が3000億円規模ながら海外展開が遅れていたが、東南アジアでシステム事業を担える拠点が必要で、コンピューター・サイエンシズの子会社買収を決めた。
買収する2社はシンガポールの「CSCオートメイティッド」とマレーシアの「CSCESI」、合計で従業員は700人、2012年3月期の売上高は約1億8千万ドル(167億4千万円)。
金融や製造業などを中心に顧客を抱えており、伊藤忠テクノソリューションズと伊藤忠は両社の株式を100%取得、それぞれ7割、3割ずつ持ち、4月から現地法人として営業を始める。
通信事業者向けの大規模システムやクラウドサービスなどを軸に事業を拡大し、日系企業のほか、伊藤忠商事の持つ現地財閥企業などへの取引関係を生かす。
日本のIT各社は東南アジアへの進出が相次いでおり、今年4月には電通国際情報サービスがインドネシア法人を設立予定、1月には野村総合研究所もタイ法人を設立した。

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